シリア:ヌスラ戦線がクラシー殺害作戦の事前察知を否定したのは、米国およびその諜報機関に従属しているという疑いを晴らすため(2)
2022年02月08日付 al-Watan 紙


■テロ組織「ヌスラ戦線」が米国によるアブー・イブラーヒーム・クラシー殺害作戦について事前に情報を得ていなかったと発表

【ダマスカス:本紙】

今回米国占領軍がクラシーを殺害するために実施した降下作戦によって、同指導者がヌスラ戦線支配下の地域に存在したことや、あるいは同組織が作戦の実施についてコメントせず沈黙を守っているという事実について多くの疑問が投げかけられることとなった。

さらに複数の反体制系メディア筋は、先週木曜日に実施された(クラシー殺害)作戦の2日後、テロ組織「ヌスラ戦線」が同作戦の実施直前の数時間のなかで、イドリブ市の広範な範囲で治安キャンペーンを実施したことを明らかにした。 このキャンペーンにより、アル=カーイダに近いと疑われている2組織「シャーム・イスラーム」、「フッラース・ディーン機構」に帰属している非シリア国籍のテロリスト20名以上が逮捕されたという。

さらに昨日、複数の反体制系ウェブサイトは、ヌスラ戦線に近いとされる情報筋が発表した声明を引用し掲載した。それによると、ヌスラ戦線は今回の作戦が実施される以前にそれについてのいかなる情報を得ていなかったと述べ、作戦実施場所(アティマ村)に居住していたテロリストの身元について把握していなかったと発表した。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52894 )