シリア:シリア民主軍が「ラビーウ・キャンプ」からオランダ国籍の女性・児童らを連れ出す(3)
2022年02月08日付 al-Watan 紙
■シリア民主軍が「ラビーウ・キャンプ」からオランダ国籍の女性・児童らを連れ出す…出身国に帰還させるための準備
【ダマスカス:本紙】
一方ロシアの『スプートニク』紙が報じたところによると、アウラジー氏は一昨日、イラクのテレビ番組に出演した際の発言のなかで、「シリア民主軍の民兵らはテロリストらを拘留している各刑務所を管理する能力を有していない」との主張をあらためて行った。
アウラジー氏はこれに先立つ先月末にも、シリア民主軍の刑務所群には計1万人を超えるイスラーム国戦闘員らが拘留されており、同軍は「それらを管理するに値しない」と主張していた。
先月末、イスラーム国のスリーパーセルが、シリア民主軍が米国の後援をもとで同組織の戦闘員らを拘留しているハサカ市内の「スィナーア第2刑務所」に対する襲撃作戦を実施したことは注目に値する。この作戦の結果数百人もの戦闘員が同刑務所から脱走した。
同作戦に引き続き、米国占領軍による爆撃がなされたほか、同刑務所内部およびその周辺部で9日間にわたって衝突が続いた。これにより数百人の死者に加え複数軒の建物、家屋、(教育)施設の破壊がもたらされたほか、4,000世帯以上の家族がシリア政府管理下の地域へと避難を余儀なくされた。
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52900 )