シリア:米誌「シリアにおける米軍の残留はシリア民主軍を保護することに資さない」(3)
2022年02月17日付 al-Watan 紙
■米「フォーリン・ポリシー」誌は、米国占領軍が永続的にシリアに残り続けることは民兵組織「シリア民主軍」内の同盟者らを保護するための解決策にはならないと強調…「イドリブ県は世界におけるテロリズムのあらたな首都へと化した」
【ダマスカス:本紙】
同誌が述べたところによると、「米国はおそらくそれに関心をもっていなかったがために、これまでシリアについて検討するうえでの最終目標を設定したことは一度もない」のだという。
さらに同誌は「米国占領軍が永続的にシリアに残り続けることが、民兵組織『シリア民主軍』内の同盟者らを保護するための、あるいはイドリブ県内に潜伏しているテロリストらを殲滅するための解決策にはならない」としつつ、「しかし米国は、トルコ人やロシア人の同盟者らに対し、彼らの期待事項を緩和するよう説得し、シリア国内にいまだ残る孤立した諸地域をめぐる長期的な解決策を見つけることを期待しながら、彼らと外交的なコミュニケーションを行うことが可能である」との見解を述べた。
しかし同誌によると、これは現在のところ、米国のジョー・バイデン政権が現在とっている方針からは乖離したものであり、同政権は実現可能性が高い短期的な目標に力点を置いているのだという。
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:53037 )