シリア:米誌「シリアにおける米軍の残留はシリア民主軍を保護することに資さない」(2)
2022年02月17日付 al-Watan 紙
■米「フォーリン・ポリシー」誌は、米国占領軍が永続的にシリアに残り続けることは民兵組織「シリア民主軍」内の同盟者らを保護するための解決策にはならないと強調…「イドリブ県は世界におけるテロリズムのあらたな首都へと化した」
【ダマスカス:本紙】
かつてアル=カーイダの指導者であったウサーマ・ビン・ラーディンは、南アジアに位置するパキスタンが同組織やターリバーンの戦闘員らにとっての避難所であると考えられていた2011年当時、同国のアボッターバードに潜伏することを選んだ。
さらに同誌は、米国が2015年以来、イドリブ県内でアル=カーイダに所属する数十人にお指導者あるいは戦闘員を殺害してきたとしつつ、これが、イドリブ県がシリアにおけるあらゆる「ジハーディスト」組織らにとっての優先的なアジトへと変化したことを示す証拠であると述べた。
同誌は次のように述べた。「米国政府はロシアと並行して、イドリブ県をシリア政府の支配下に戻すという、新たな域内秩序に向けた戦略を策定することが可能である。当該地域に多くの「ジハーディスト」が存在していることは、最終的な解決に向けて、あるいは同地域で覇権を握っている武装勢力に対抗するうえで、米国へのツケとして回ってくる可能性がある」。
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:53036 )