シリア:シリア人権監視団がヌスラ戦線による拷問・処刑により民間人505名が殺害されたことを発表(2)
2022年02月02日付 al-Watan 紙


■「シリア人権監視団」の報告書…ヌスラ戦線は2012年初頭の設立以来、自組織の拘留施設で実施した拷問および恣意的処刑により民間人505名を殺害

【ダマスカス:本紙】

一方同組織が示した、「ヌスラ戦線」による超法規的殺人の犠牲者を彼らの居住地ごとに分布させたグラフによると、全犠牲者のうち35%の数を記録したイドリブ県がワースト1であり、ヒムス県、アレッポ県、ハマー県が後続した。

同組織のレポートによると、テロ組織「ヌスラ戦線」が2012年初頭に設立されてから2021年いっぱいまで、同組織による恣意的拘留あるいは強制失踪の影響下に置かれている民間人の数は2,327人(児童43名、女性44名を含む)にのぼるという。その後、彼らのうち2,103名(児童19名、女性28名を含む)を下回らない人数の民間人が強制失踪させられたことが確定したこと明らかになった。

同様に、ヌスラ戦線の手による恣意的拘留あるいは強制失踪の犠牲者を彼らの居住地ごとに分布させたグラフによると、全犠牲者のうち67%の数を記録したイドリブ県がワースト1であり、それにアレッポ県、ハマー県、ダマスカス県が後続した。

2017年12月、シリア・アラブ軍がダマスカス郊外県南部に存在していたヌスラ戦線最後の拠点を殲滅したことは特筆に値する。同様にシリア・アラブ軍は昨今、国内のほとんどの地域から同テロ組織を放逐することに成功し、彼らはシリア北西部の諸地域まで追いやられた。同軍は現在もヌスラ戦線に加え、その他のテロ諸組織との闘争を続けている。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:53123 )