シリア:アサド大統領の孤立を打ち破るアラブ首長国連邦(8)
2022年03月19日付 その他 - al-Souria.net 紙
■「包囲」から「浮上」へ…「驚きの」訪問によってアサド大統領の孤立を「打ち破る」アラブ首長国連邦
【スーリーヤ・ネット】
アサド政権とUAEの秘密の関係について複数の報道がなされるなか、同国の皇太子で得あるムハンマド・ビン・ザーイド氏が2020年3月にバッシャール・アサド大統領に連絡をとったことによって、こうした関係は公のものとなった。
その際ビン・ザーイド氏はツイッター上の公式アカウントに次のように投稿した。「私はシリアのバッシャール・アサド大統領に電話で連絡し、新型コロナウイルス拡大による影響について協議した。そのうえで彼に対し、我々が置かれている例外的な状況のなかで、UAEが兄弟国であるシリアの人々に対する支援を惜しまないことを強調した。試練の時間において、人々の連帯はあらゆる考慮事項に先立つ。また姉妹国であるシリアだけが、こうした深刻な状況下において孤立することはない」。
一方カルカーシュ氏はツイッター上の公式アカウントのなかで、「新型コロナウイルスに結びついた例外的な現状において必要とされているのは、過去に例を見ないステップである。ムハンマド・ビン・ザーイド皇太子はシリアの大統領とともに、こうした路線を継続している」と述べた。
同様に、「人道的側面に優先順位が置かれている。またアラブ的な役割を強化することは、UAEの方向性を体現するものである。これは兄弟国シリアに向けられた、偏狭な政治的駆け引きを超克する勇敢な一歩である」との見解を示した。
1月28日には『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙はレポートを発表し、そのなかでUAEがアサド政権との関係を再び正常化する方向性を示した数か月後、同国は同政権に対する対応において長足の進歩を遂げたと述べた。
(9)に進む
(7)に戻る
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:53143 )