シリア:ヌスラ戦線支配下の諸地域で「児童ギャング団」が現れる(2)
2022年01月24日付 al-Watan 紙


■イドリブ県内およびシリア北西部の「ヌスラ戦線支配下」地域でめざましいかたちで姿を現す「児童ギャング団」

【ダマスカス:本紙】

彼らは物価の高騰、貧困、労働機会の欠乏が生じるなかで、自身らおよび家族らを助けるために窃盗業に携わることを決定したのである。

彼女は次のように述べた。「児童グループは9歳から12歳までの児童3人によって構成されていました。私たちは幼い彼らがおかれた、こうした行動をとることを余儀なくさせた状況をかわいそうに思い、彼らを治安当局に引き渡すことはしたくありませんでした。結果的に私たちは彼らに、このような行動が結果的に彼らの未来を壊すこと、彼らが刑務所へと送られるであろうことについて、警告を行うだけに留めました」。

同様に、ナジュワー・カースィムさん(25歳)が語ったところによると、彼女は一人の児童にハンドバッグを盗まれた。この児童は驚いた彼女を尻目にただちに逃亡し、イドリブ市内の混雑した路上で追いつくことができなかったという。

カースィムさんの証言によると、この児童は10歳~13歳の間であり、その窃盗時の素早い手つきやその逃げ足の速さなどは、彼女が今まで見たこともない程度だったという。彼女は現在までに、携帯電話や現金、数枚の金貨が入った盗まれたハンドバッグを取り返すことはできていないという。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:53148 )