シリア:軍が東部砂漠地方で「イスラーム国」に多大な損害を負わせる(3)
2022年03月10日付 al-Watan 紙
■シリア・アラブ軍が東部砂漠地方で「イスラーム国」に多大な損害を負わせる…「緊張緩和」地帯では「ヌスラ戦線」への集中的な殲滅作戦を継続
【ダマスカス:本紙】
一方複数の反体制メディア筋によると、軍が「緊張緩和」地帯、特にイドリブ県郊外のテロリストらの複数拠点に対する激しい空爆を実施した。攻撃目標となったのはザーウィヤ山地方のスフーフン村、ファッティーラ村、バーラ村、フライフィル村、カンスフラ村、マシューン村、アイン・ラールーズ村、イフスィム村、バイニーン村、バルシューン村、ダイル・サンバル村であり、これらにはあわせて50発以上の砲弾を撃ち込まれたという。
一方クルド民族主義系『ノース・プレス通信』が報じたところによると、テロ組織「ヌスラ戦線」が、トルコ国内に違法なルートで人々を密入国させる仕事に携わっている複数人を、彼らが上納金を支払わなかったという理由で拘束した。同テロ組織は当該の上納金を「保障金」との名目で徴収しているという。
同通信によると、ヌスラ戦線は、イドリブ県内の自身の支配地域からトルコ国内へ人々を密入国させる業務を許可する代わりに、各業者から密入国者1人あたり50米ドルの上納金を徴収している。これには各業者が人々を搾取することを防ぐための「保障」費用との名目が与えられている。
(4)に進む
(2)に戻る
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:53160 )