シリア:シリア軍が有志連合によるダイル・ザウル市への空爆に対抗、各地ではテロリストらのせん滅作戦に従事(3)
2022年05月08日付 al-Watan 紙
■砂漠地域で多数のイスラーム国戦闘員を殺害…緊張緩和地帯では「ヌスラ戦線」を標的に…占領国トルコはハサカ県郊外への攻撃を行う…シリア・アラブ軍はダイル・ザウル市のハウィージャ・カーティアを標的にした米軍によるものと思われる空爆攻撃に対しミサイルで対抗
その後SNS上の複数のページが昨日、シリア・アラブ軍とその友軍が民兵組織シリア民主軍の支配下に置かれているマイーズィーラ地域を複数のミサイルによって攻撃したと伝えた。またこの攻撃が、トゥラービー橋付近とハウィージャ・カーティア地区に存在する同軍の複数拠点に対する攻撃への報復であるとした。
一方複数の反体制系メディアは、ダイル・ザウル市近郊でシリア・アラブ軍とその友軍によって管理されている地域から発射されたミサイル1機が、米国占領軍と民兵組織シリア民主軍が支配するコノコ・ガスプラント地域に着弾したことを明らかにした。
シリア政府は、先月4月20日に、ダイル・ザウル県郊外部のユーフラテス川に第一の連絡橋を開設した。同橋は戦争中、米国占領軍の航空機によって、ユーフラテス川上の各橋を狙った一連の体系的空爆作戦の一環として破壊されていたものである。またこの作戦の目的はダイル・ザウル県内の連絡を絶ち、同県を二分割することにあった。
ウェブサイト「アスル・プレス」が伝えたところによると、これらの一連の進展と時を一にして、民兵組織シリア民主軍に属する戦闘員1名が殺害され、彼らの多くが負傷した。この背景には、同戦闘員らがダイル・ザウル県北部郊外に位置するハリージー村で女性グループに対してハラスメント行為を行ったために、彼らと住民の間で衝突が発生したことがあるという。
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( 翻訳者:石川修伍 )
( 記事ID:53412 )