シリア:「テヘラン・サミット」の終了後にシリアで生じた3つの政治・軍事的進展(5)
2022年07月28日付 その他 - al-Souria.net 紙
■トルコ、ロシア、イランの首脳らがテヘランで一堂に会した「テヘラン・サミット」の終了後にシリアで生じた3つの政治・軍事的進展
【スーリーヤ・ネット】
こうした合意のなかで最初のものは、2018年9月17日に結ばれた「イドリブ合意」として知られるものである。同合意は、非武装地帯の設置、(トルコ・ロシア)合同パトロールの実施、シリア北西部における国際道路の設置などを定めるものであった。
その後2019年にトルコが「平和の泉」作戦を実行したのち、両首脳は再びソチで一堂に会した。その際両者は、対トルコ国境から32km以内の地帯からシリア民主軍を撤退させるとともに、同地における合同パトロールの実施を保証するかわりに、トルコの軍事作戦を停止させることに合意した。
この合意は、アサド政権軍が国境警備隊として国境沿いの地帯に進駐することを可能にした。具体的には同合意は、ロシアの軍事警察部隊とシリアの国境警備隊が、平和の泉作戦の地域を除いた、シリア・トルコ国境地帯のシリア領側に進駐することを許可するものであったのである。またその目的とは、人民防衛隊の兵士らおよび彼らの武器を同国境から30km奥まで撤収させることを容易化することにあった。
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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:53875 )