シリア:18日までに欧州諸国を含む各国から計167機の救援機が到着(1)
2023年02月19日付 al-Watan 紙
■昨日までに計167機の救援機がシリアに着陸…ハブーバーティーシリア・アラブ赤新月社代表「ヨーロッパからの3機もダマスカスに近づいている…シリアの兄弟・友人たちが救援を続け、WHOは緊急の支援を求めている」
【本紙】
シリアの兄弟と友人から提供された支援の到着が続いている。シリア国内のダマスカス、ラタキア、アレッポの各空港には、アラブ首長国連邦から9機、イラクとリビアからそれぞれ3機、ロシアから2機の計17機が着陸した。これらは数百トンの支援物資を積載しており、地震の発生から昨夜までにシリアに到着した救援機の数は167機に達した。
これら救援機の着陸と時を同じくして、被災者向けの支援物資を運ぶ、ますます多くのトラックや貨物自動車も到着した。シリア・レバノン間の国境では欧州連合(EU)から提供された支援物資を載せた初の陸上輸送団の通過が確認され、赤新月社がそれらを受けとった。一方で、イラクのトラックは国境を越えて、シリア人が必要とするものの提供をやめることはなかった。
そして昨日には、救援物資を載せたイラクの航空機3機がラタキア国際空港に到着した。在ダマスカス・イラク大使館のヤースィーン・シャリーフ・ハジーミー臨時大使は本紙への声明のなかで、「イラク外務省、閣僚評議会事務局(のメンバーら)と、大臣クラスのハッジ・ウムラ局局長からなる高位のイラク使節団が救援機と共に到着し、アーミル・ヒラールラタキア県知事および同県の保健局長と会談した。その際、のちにイラク政府と危機管理室への提示が可能となるように、同県が必要としている物資に関する聞き取りが行われた」と述べた。
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( 翻訳者:渡部航平 )
( 記事ID:55075 )