シリア:世界銀行はシリアが地震によって受けた損害の暫定推計額を発表(1)
2023年03月04日付 その他 - Snack Syrian.com 紙


■世界銀行はシリアが地震によって受けた損害の総額に関する初期推計を発表…51億米ドル相当の直接的な物的被害…もっとも大きな被害を受けたのはアレッポ県か

【スナック・シリアン・ドットコム】

世界銀行は昨日発表したレポートのなかで、シリアの4県を襲った地震による損害額が51億米ドルにのぼると推計した。

同レポートは、地震による被害がシリア国内で約1,000万人の人口を抱える4県に及んだことを示しつつ、これによって破壊された資本の総額が同国GDPの約10%にのぼると推計した。

世界銀行の初期調査によると、今回の地震によって破壊されたものを復興させるためのコストの初期推計は27〜79億米ドルの範囲である。また同銀行は、この初期推計は、生産ラインや商業活動の停止、収入の停止、仮住宅のコスト、解体費用といったシリア経済におけるより広範な影響と損失をカバーするものではないとの注釈を行った。

420万人が居住するアレッポ県が受けた損害は総損害の45%に相当し、その額は23億米ドルと推計された。また2番目となるイドリブ県の損害は37%であり、3番目となるラタキア県の損害は11%でその額は5億4,900万ドルとそれぞれ推計された。

さらに2月20日に新たにシリアを襲った地震により、ラタキア県、イドリブ県、ハマー県、アレッポ県ではさらなる被害が記録された。

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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:55157 )