シリア:世界銀行はシリアが地震によって受けた損害の暫定推計額を発表(2)
2023年03月04日付 その他 - Snack Syrian.com 紙


■世界銀行はシリアが地震によって受けた損害の総額に関する初期推計を発表…51億米ドル相当の直接的な物的被害…もっとも大きな被害を受けたのはアレッポ県か

【スナック・シリアン・ドットコム】

世界銀行のレポートによると、居住用建物が受けた直接的な損害は、総損害のほぼ半分にあたる48.5%に相当し、その総額は25億米ドルと推計された。また学校、政府機関、民間部門の建物を含む、その他の非居住用建物が受けた損害は35.5%に相当し、その額については97億米ドルと推計された。

一方世界銀行の中東地域局長であるジャン・クリストフ・カレット氏は、発生した地震によって、シリアとトルコにおける生命および生活インフラが受けた悲劇的な損失に対する深い悲しみを表明した。さらにこのような損失が、「シリア人が過去数年間にわたって被ってきた破壊、苦しみ、困難を倍増させた」との見解を述べた。

カレット氏は、大災害が経済活動の後退を招きうることに注意を向けつつ、これがシリアの成長にかかわる今後の展望に大きく影響するだろうとの見解を述べた。

今回の地震は、すでに12年目に突入し、複数のレポートによってその損害額が約8,000億米ドルと推計される戦争の惨劇に苦しむシリアに更なる打撃を与えるものであった。

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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:55158 )