サウジアラビア:イラン・サウジ合意に関する米国の見解(2)
2023年03月10日付 al-Quds al-Arabi 紙
■米国は中国を介したイラン・サウジアラビア間合意を支持する一方、北京の影響力の拡大への懸念を表明
【ワシントン:本紙】
報じられているところによると、カービー氏は以下のように指摘した。「おそらくイランをサウジアラビアとの交渉のテーブルに着かせるのに寄与したのは、実のところ、イランが内的にさらされている圧力や、イランあるいはその代理人らがサウジアラビアに仕掛けている攻撃に対する効果的な抑止である」。
同氏は「我々は周知のように、サウジアラビアの支援とその効果的な抑止力を支持している」と述べた。
同氏はイラン政府と米国政府間の信頼の欠如のレベルに言及し、「イスラーム共和国(イラン)が合意を遵守するか否かについては確実性に欠ける」と表明した一方で、遵守への期待を示した。
さらに「イラン人が合意を尊重するかどうかを注視しつづける」と述べた。
そして以下のように付言した。「これは通常、自らの前言を遵守する体制ではない。そのため我々は彼らがそうするよう願っている。我々はイエメンでのこの内戦が終わりを迎え、彼らの手元にあるこの取り決めが、おそらくは我々がこのような結果に達することに資するよう望んでいる」。
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( 翻訳者:中嶋甘奈 )
( 記事ID:55199 )