イラン・サウジ外交関係再開の衝撃(2)
2023年03月14日付 al-Quds al-Arabi 紙


■中国の仲介を通した中東地域の不透明性…ビン・サルマーンよ、あなたは何をした?

【ハアレツ:ツヴィ・マゼル】

ラビドの防衛計画はこれと同程度に反駁されている。彼は、自身が政権にある時に署名されたイスラエル・サウジ間の航空協定を、サウジとの関係を進めたのが自身であることを証明するために利用したのである。そして今は、ラビドの主張に反論するために、サウジを訪問しビン・サルマーンと面会したとの決定的な表明がネタニヤフからなされるのを待つ段階にあるのかもしれない。

重要なのは、両者のいずれもがイスラエルの重要な友人であるアラブ首長国連邦(UAE)には言及していないという事実である。UAEはイスラエルとの和平・国交正常化合意に署名し、2022年8月には厚顔無恥にもイランとの国交を再開した。最終的には、これについての非難も誰かしらが受けなければならないことになるだろう。

シリアのバッシャール・アサド大統領とヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長が、欧州やホワイトハウスの指導者たちと同様に、この合意を祝福したという事実は、これがイスラエルに損害を与えることを意図したものであることの決定的な証拠である。これは国際的な陰謀であり、もちろんそれについて責任があるのは大衆による抗議活動であり、アナーキスト集団であり、反福祉主義者集団であり、特にイスラエルの抑止能力を弱体化させ、イランに対する軍事的脅威の力を侵食しているパイロットらである。

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( 翻訳者:廣瀬治基 )
( 記事ID:55337 )