シリア:ラマダーン月に必需品を確保できないイドリブ県の女性たち(1)
2023年04月11日付 al-Watan 紙


■貧困と支援の欠如の結果として、人々が劣悪な労働条件と搾取に耐えていることが明らかに…「ヌスラ戦線」支配下のキャンプに住む女性たちは日々の食糧を確保することができていない

【ダマスカス:本紙】

テロ組織「ヌスラ戦線」による、人々に使用料を課すことや彼らから財産を没収することから始まり、彼らに対する逮捕・拷問キャンペーンにいたるまでといった、住民への抑圧処置のために、イドリブ県内のキャンプに暮らす女性労働者たちは、特にラマダーン月の間に必需品を購入することができていない。また彼女たちは貧困と人道支援の欠如の結果として、劣悪な労働条件と搾取に耐えることを余儀なくされている。

反体制派を支援しているウェブサイト「アラビー・ジャディード」のは昨日発表したレポートのなかで、イドリブ県内のキャンプに暮らす避難民のほとんどが、貧困ラインを下回る生活を送りながら、ラマダーン月に必要なものを確保することができていないことを明らかにした。またキャンプ内のほとんどの家族は、複数の組織が提供する食料支援に頼って生活を送っていることについて言及した。

同サイトでは、キャンプに暮らす女性の一人であるフスナ・アスラーンさん(34歳)の言葉を次のように引用している。「空腹と喉の渇きが常に私たちを襲っているので、断食の日と断食しない日は同じようなものです」。

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( 翻訳者:石井風帆 )
( 記事ID:55390 )