シリア:ラマダーン月に必需品を確保できないイドリブ県の女性たち(2)
2023年04月11日付 al-Watan 紙


■貧困と支援の欠如の結果として、人々が劣悪な労働条件と搾取に耐えていることが明らかに…「ヌスラ戦線」支配下のキャンプに住む女性たちは日々の食糧を確保することができていない

【ダマスカス:本紙】

フスナさんは、3人の子供を育てていて、貧困と人道支援の不足のために必要なものを買うことができていないと説明し、次のように付言した。「朝の食卓はほとんどの日で、アオイ、ニレ、スイバから集めたものに限定されています。少量の油とタマネギでそれを調理し、ガスボンベの価格は13.5米ドルに達するので、土製のかまどを使って調理しています」。さらに彼女は、息子がティッシュペーパーを売る仕事で得た収入に依存して生計を立てていることも示した。「ほとんどの日において、日々の収入はパンを買うのに十分なくらいしかありません」。

同サイトによると、フスナさんの状況は、ラマダーン月にイフタールとスフールの食事を確保するのに苦労しているイドリブ県内の多くの女性労働者たちと同様だという。同サイトはヌスラ戦線の支配下にあるイドリブ県北部に位置するキルリー町のキャンプに暮らしており、5人の子供を育てるために働くことを余儀なくされているサマーフ・サウードさん (41歳) の事例を引用しつつそう伝えた。

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( 翻訳者:石井風帆 )
( 記事ID:55414 )