チュニジア:夏に大規模干ばつの懸念か(1)
2023年04月14日付 al-Quds al-Arabi 紙


■チュニジアは夏、乾きに苦しむのか?

【チュニス:アーディル・サービティー】

専門家らが、チュニジアが来たる夏から大規模な水の危機を経験するであろうとの予測を行うなか、現行の季節におけるチュニジアの飲用可能水量の変動頻度が増加している。

今年の3月末、チュニジア農業省は初めて、飲用可能水が9月末まで定期的に分割配布されると発表した。

首都チュニスでは3月末から、さまざまな国家機関に計画的に水を配布し、総消費量を抑えるシステムのために、多くの地域で夜間の断水が発生している。

農業省が公式声明で次のように発表した。「チュニジアは公式的に飲用可能水の一時的な供給システムを開始した。一方ダムがほとんど空になるほどの厳しい干ばつに起因して、飲用水を農業や緑地、道路の清掃や洗車に使用することは禁止するものとする」。

同省は違反者に対しては、罰金および最大半年の懲役をもって対応すると警告した。4月初週には雨が降ったにもかかわらず、ダムの水位は満水時の31パーセント以下の水準にとどまった。

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( 翻訳者:佐々木舞香 )
( 記事ID:55422 )