チュニジア:夏に大規模干ばつの懸念か(2)
2023年04月14日付 al-Quds al-Arabi 紙


■チュニジアは夏、乾きに苦しむのか?

【チュニス:アーディル・サービティー】

必要最低量にも満たない水

チュニジア大学の研究者で、水源淡水化の専門家であるハムザ・フィール氏は「チュニジアの水に関する現状は、積年性のものである」と述べた。

フィール氏は加えて、「我々は20年以上にわたって、水の貧困基準値(一人当たり500立方メートル以下)を下回り続けている。チュニジアにおける数値は350立方メートルであり、今期に関しては、わずか300立方メートルになりうる」と述べた。

同氏は「この問題の原因は、チュニジアがこの7年のうち、雨量豊富な年を1年しか経験しておらず、あとの年では干ばつあるいは非常に切迫した雨不足に見舞われていることである」と説明した。

「ダムの貯水率は現在30パーセントを下回っており、最近の降雨は主要なダムの水位を上昇させなかった。水の分割供給に関する決定は機を失し、失敗に終わる決定である。またこれは飲用水に関してのみなされた決定であるため、完全なものではない」

フィール氏は「水に関する緊急事態宣言を出し、農業レベルでの決定を行い、国民に新たな状況を受け入れる機会を与えることが望ましかっただろう」との見解を述べた。

同氏はさらに「多くの農業従事者は国から水を購入しているが、国は彼らに育てるべき作物と、育てるべきでない作物が何かを説明する必要があった。すなわち彼らが、その他の人々と比べてより多くの水の消費者とならないための試みである」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:佐々木舞香 )
( 記事ID:55431 )