■アラブ諸国とシリア政府との関係正常化を妨げるために、より厳しい「制裁」措置を課すことを希求する米国…米国占領軍はシリア東部で「アラブ系」民兵組織の結成を目指す

【ダマスカス：本紙】

米国占領軍がジャズィーラ地域のアラブ系部族と会談するために彼らに接近すること目的として、シリア北東部の諸地域で「アラブ」民兵組織の結成を希求するなかで、米国のウェブサイトは「米国はシリアに対する制裁強化に向けて圧力をかけている」と述べた。

ウェブサイト「アスル・プレス」が報じたところによると、米国占領軍の代表団が先週金曜日、シリアのアラブ系部族「シャンマル」族のバンダル・ハミーディー・ジャルバー部族長と会談した。さらに同サイトによると、この会談はシリア北東部の諸地域における「アラブ軍」の結成に向けた占領軍の取り組みの一環であるという。シリア北東部は、米国占領軍の支援を受けた民兵組織「シリア民主軍」がその大部分を支配している。

さらに同サイトはヤアルビーヤ地区の民間筋の証言を引用しつつ、「アラブ軍の結成に向けた米国の構想は、米国軍がヤアルビーヤでシャンマル族のラーフィウ・フラーン氏と面会し、同部族から多数のメンバーがリクルートされた、1年半以上前にさかのぼる。さらにシリア民主軍のメンバーらや、シャンマル族の部族長が直轄する「サナーディード軍」のメンバーらが、アラブ軍に参加するために同地から撤退したにもかかわらず、この動きは原因が明らかにされることがないまま突然中断された」と報じた。

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（ 翻訳者:木戸 皓平 ）
（ 記事ID:55752 )