マフムード・バドル氏:同胞団は、アメリカによる政治介入を許した
2023年07月01日付 Al-Ahram 紙
マフムード・バドル氏:ムスリム同胞団はアメリカによる政治介入を招いた
【カイロ:ミドハト・アースィム】
国会議員であり、「タマッルド(反乱)」運動の発起人であるマフムード・バドル下院議員は、テロリスト同胞団による政権がこれほど早く崩壊するとは予想していなかったが、国軍最高司令官による声明が出るまでの間、人々は連日デモを行なっていたと述べた。
また、同氏は「サダー・エルバラド」チャンネルで放送される、6月30日革命の10周年を記念した「私の責任において」という特番の司会者であるアフマド・ムーサー氏とのタハリール広場でのインタビューの中でこう語った。「軍、警察、国家機関は6月30日革命の革命家保護に熱心だった。6月30日以前に作家のモハメド・ハサネイン・へイカル氏との会談を行なった際に、革命の保障について尋ねたが、その返答は革命を守るのは軍であるというものであった」。
バダル氏は金曜夜(30日)にこう付け加えた。軍はあらゆる政治権力の間を取り持ち、国家の運営における主要な保証人であった。また、軍には同胞団を排除するという謀議的な意図はなかったと述べたうえで、アメリカによる政治介入を同胞団が招いたと語った。
続けて、テロリスト同胞団には国民との対話への意志がまったくなく、(対話への)参加を拒否したと述べた。また、軍との最初の接触は、軍のスポークスマンがバドル氏に対話を呼びかけた7月3日の朝であり、最終的にエルバラダイ元副大統領が、国民との対話にはムスリム同胞団も参加しなければならないと彼を説得したという。
(以下略)
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( 翻訳者:藤垣順気 )
( 記事ID:55898 )