エジプト:前灌漑相がルネサンスダムの問題に関してメディアを批判(1)
2023年07月03日付 al-Quds al-Arabi 紙


■エジプト前灌漑相「ルネサンスダムの危機のなかで、我々はメディアの昏睡状態を経験している…状況は日に日に困難になるだろう」

【カイロ:本紙】

エジプトの前水資源・灌漑大臣であるムハンマド・ナスル・アラーム氏は、大エチオピア・ルネサンスダムの問題に関して、「エジプトの状況は全体的に良くない」と述べた。

同氏は加えて、公式フェイスブックページ上でルネサンスダムの問題をとりあげ、「ルネサンスダムとその解説ポイント」と題された連続投稿のなかで、「エチオピアは(ダムを)建設し、貯水を続けているが、同時にエジプト人の反応は内部的になり、エジプト人を安心さるためのものになっている」と述べた。

アラーム氏は続けた。フェイスブック上には、私が見つけたある(政府系)グループが存在する。彼らのメッセージとは、「エジプトやその水資源の配分に危険はなく、エジプト国民はエチオピアが我々の配分を奪わない限り文句を言うべきではない」というものであった。

同氏はさらに、「(現)灌漑相はこの危機やそれに付随する課題について語らず、その言説は国内のナイル川流域への侵入と、エジプト人の侵入行為についてのものに限られている。外部からの侵害に対しては、一部の記述のなかで言及されるのみである」と述べた。

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( 翻訳者:佐々木舞香 )
( 記事ID:55926 )