エジプト:前灌漑相がルネサンスダムの問題に関してメディアを批判(2)
2023年07月03日付 al-Quds al-Arabi 紙
■エジプト前灌漑相「ルネサンスダムの危機のなかで、我々はメディアの昏睡状態を経験している…状況は日に日に困難になるだろう」
【カイロ:本紙】
同氏はさらに加えて、「我々はこの陰謀に関してメディアの昏睡状態を経験しており、我々と我々の国に対する計画に関しての情報はない。我々の経済的負債が蓄積し、また地域的、国際的な当事者らが、地域的な問題、スーダンを筆頭とする地域的な問題からエジプトを排除することなど、彼らが望んでいることを実現するためにエジプトを悪用しようとしているなかで、である」と述べた。
アラーム氏は次のように指摘した。「エチオピアと流域の国々はエジプトの法的・歴史的な水の配分を認めておらず、この問題を武力によってエジプトに押し付けようとしている。それは今日ではなくとも、残念ながら現在のような無関心の状態が続けば、明日にでもそうなるだろう」。
同氏は「エチオピアは将来的に変化させることが難しい水の現状を課すために、が新しいダムの建設をすぐにでも始めようとしている。またこれにともない、エジプトは法的・歴史的な水の配分を守ることが難しくなるだろう。水に値段をつけ販売するための国際的・地域的な陰謀がある」と強調した。
さらに同氏は「エジプト当局者らの発言は現時点で保護的な解決を実行することの難しさを確認しており、状況は日に日に困難になるだろう」と指摘した。
(後略)
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( 翻訳者:佐々木舞香 )
( 記事ID:56015 )