スーダン:エジプト主導で停戦を協議(1)
2023年07月13日付 al-Quds al-Arabi 紙


■スーダン紛争の停止に向けたエジプト主導の取り組み:3か月の停戦と政治プロセス

【カイロ、ハルツーム:ターミル・ヒンダーウィー、ムハンマド・アクラウ】

スーダンの近隣諸国政府による会議が昨日木曜日(12日)カイロで行われ、現行の紛争およびこれがもたらす近隣諸国への負の影響に終止符を打つための方法が協議された。エジプト政府は会議で、包括的な政治的プロセスの始動を含む3か月間の停戦イニシアチブを提唱した。

オブザーバーらによれば、同会議は、エジプトが地域的な役割を回復するための試みとして、またスーダン危機において同国を周縁化しようとする試みに対する応答として開催された。またこれは、過去約3か月にわたって即応支援部隊(RSF)とスーダン軍(SAF)の間で戦闘が続いていたなか、カルテットが数日前、スーダン危機解決に関わる政府間開発機構(IGAD)加盟国に対し、民間人保護および人道支援のアクセス確保のための部隊の配備を協議する域内レベルの首脳会議の開催を要請したのを受けたものだという。一方、スーダン軍は上記の要請を拒否している。

首脳会議の成果文書では、スーダンの主権と統一性、そして領土保全を全面的に尊重すること、同国への内政不干渉、現行の紛争を内政問題として扱うことが確認された。

同様に紛争停止のための政治的解決の重要性のほか、スーダン国民の願望や期待に応える包括的な政治的プロセスを始動するために同国内のすべての当事者間による対話を開始することの重要性が強調された。

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( 翻訳者:下宮杏奈 )
( 記事ID:55979 )