スーダン:エジプト主導で停戦を協議(2)
2023年07月13日付 al-Quds al-Arabi 紙


■スーダン紛争の停止に向けたエジプト主導の取り組み:3か月の停戦と政治プロセス

【カイロ、ハルツーム:ターミル・ヒンダーウィー、ムハンマド・アクラウ】

成果文書ではさらに、近隣諸国の外相レベルでスーダン危機に関する閣僚メカニズムを構築することが合意された。同メカニズムの最初の会合はチャド共和国で行われ、戦闘を停止しうる実効的な解決策の策定を含む執行行動計画を策定する。

一方情報筋が本紙に明かしたところによると、エジプト政府は3か月間の停戦イニシアチブを提唱しており、この間に紛争終結およびスーダン国民の願望の実現に向けた包括的政治プロセスが始動することになるという。

アブドゥルファッターフ・スィースィーエジプト大統領は昨日の首脳会議で、自国が「スーダンでの流血の事態を止めるため全力を尽くす」と述べた。そして、「スーダン近隣諸国による本首脳会議は、地域と世界、特にスーダンの近隣諸国の安全保障と安定に負の影響を及ぼしている深刻な危機を経験している兄弟国スーダンの系譜における、画然たる歴史的瞬間のなかで開催されている」と語った。

同様にイサイアス・アフェウェルキエリトリア大統領は、「スーダンの近隣諸国の首脳らによるイニシアチブは最終的に、スーダン国民にとって適切な環境を確保することにつながる」と指摘した。また、「すべての近隣諸国は、スーダンが国外勢力からの干渉なしに自国の問題や危機を解決できるよう支援する」と述べた。

このほか国連人権高等弁務官事務所は、西ダルフール州で14人の女性と子どもを含む少なくとも87人を殺害し集団墓地に埋葬したとして、RSFを非難している。

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( 翻訳者:下宮杏奈 )
( 記事ID:55980 )