レバノン:ムルタダー文化大臣がシリア人避難民のレバノン定住計画をめぐって欧州諸国を非難(1)
2023年09月13日付 al-Watan 紙


■レバノン文化大臣「欧州がレバノンにシリア人難民を定住させることを目的とした計画を撤回しない場合、彼らが海を渡って欧州に押し寄せることになるだろう」

【ダマスカス:本紙】

レバノン暫定政府のムハンマド・ウィサーム・ムルタダー文化大臣は、自国が「シリア人がレバノン領海を介して欧州に向かうのを制御することは不可能である」と述べ「欧州がレバノンにシリア人難民を定住させることを目的とした計画を撤回しない場合、彼らが海を渡って欧州に押し寄せることになるだろうだろう」との脅迫を行った。

レバノンのウェブサイト「ナシュラ」が昨日伝えたところによると、ムルタダー氏は同日SNS上で次のように述べた。「閣僚委員会の会合で決定された内容を理解していない『国際社会』の人々へ。もっとも重要な点を知っておいて欲しい。あなたたちの道具、「非政府組織」に今日、次のような警告がなされた。レバノンは彼らの存在にうんざりしており、彼らの手によって占領された土地であり続けることに納得することはもはやない。彼らは調整と監視のもとに置かれていなければならず、さもなければ知識と情報、解決策までもが失われてしまうだろう」。

さらにムルタダー氏は次のように続けた。「『魂よ、あなたの後には魂はない』との格言に基づいて、今日も私は大きな口であなたたちに伝えた。あなたたちは避難民たちをレバノンに定住させたいのだろうから、あなたたちを驚かせる内容に注意を払うがよい。我々には、避難民たちがレバノン領海を通って欧州に向かうのを制御することは不可能である。なのであなたたちが責任を負って、避難民たちに自国に帰るように促し、また彼らが自分たちの土地に帰着できるよう支援するための適切な措置を講じてください」。

(2)に進む

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:56323 )