【ニカーブの禁止は社会を守るための手段】
保護者らは次のことを理解しなくてはならない。つまりニカーブやヒジャーブの着用は、少女が道徳や宗教を遵守していることを意味しない。むしろ衣服よりも重要なのは、振る舞いや人々との関わりにおいて宗教的・道徳的教育に従うことであり、優れた教育を行うともに少女年齢にふさわしい衣服を着用させることが、あらゆるものから彼女を守る最善の手段である。
【学校や病院でニカーブを禁止した国々】
公共の場やいくつかの機関、特定の場所でニカーブを禁止した国は多く存在する。禁止とされた理由は国によって異なるが、安全上、文化上、宗教上の理由の間に広がっている。ニカーブを禁止した国としては、フランス、オーストリア、ベルギー、ブルガリア、デンマーク、スイスが挙げられ、違反者への罰金額はそれぞれの国によって異なる。
ドイツ、オランダ、ノルウェー、イタリア、スペイン、カナダでは、学校や病院、公共交通機関でのニカーブ着用が禁止されており、また各国で違反者への罰金額は異なる。
(5)に進む
(3)に戻る
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:中山早春 )
( 記事ID:56335 )