サウジアラビア・イスラエル国交正常化交渉の進展(2)
2023年09月26日付 al-Quds al-Arabi 紙
■サウジアラビア大使がラマッラーでアラブ平和イニシアティブを確認し、イスラエルの大臣が初めてサウジを公式訪問
【ラマッラー:本紙】
一方スダイリー大使は、「二つの聖地の管理者であるサルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ国王とムハンマド・ビン・サルマーン皇太子の挨拶をアッバース大統領にお届けし、大統領閣下に信任状をお渡しできたことを光栄である」と述べた。
さらに、パレスチナ国民とその正当な大義を支持するサウジアラビア王国の立場を強調しつつ、今回の訪問があらゆる分野における両国のさらなる関係強化のための序章となることへの期待を表明した。
同様にスダイリー大使は、パレスチナのリヤード・マーリキー外務大臣とともに記者会見に出席し、サウジアラビアがパレスチナ問題解決のための基礎としてアラブ和平イニシアティブを遵守していることを確認した。さらにこのイニシアティブが「今後のいかなる合意における基礎点となる」と述べた。
さらにスダイリー大使は、「サウジアラビアはパレスチナ問題と国際法に基づいたその解決に多大な関心を持っている」と述べた。さらに「我々は東エルサレムを首都とするパレスチナ国家の建設に尽力している」と付言した。
さらにエルサレムにおけるサウジ領事館の再開に関するメディアの質問に対し、「我々はそうなることを望んでいる」と回答し、かつてサウジアラビア王国がエルサレムのシャイフ・シャッラーフに領事館を置いていたことに言及した。
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( 翻訳者:廣瀬治基 )
( 記事ID:56414 )