サウジアラビア・イスラエル国交正常化交渉の進展(3)
2023年09月26日付 al-Quds al-Arabi 紙
■サウジアラビア大使がラマッラーでアラブ平和イニシアティブを確認し、イスラエルの大臣が初めてサウジを公式訪問
【ラマッラー:本紙】
一方マーリキー大臣はサウジ大使による今回の訪問を、「2国間の傑出した関係における歴史的な瞬間」と表現した。
マーリキー大臣は続けて、「我々はパレスチナのサウジ大使を歓迎しており、2国間関係を発展させるための作業を開始する用意ができている」と述べた。さらに「両国関係を発展させるための業務を開始するために」、サウジ大使が間もなくパレスチナに帰着することを明かした。さらに「基本的な使命を遂行するために、両国関係を発展させる業務は多大な責務である。そしてその使命とはすべてのアラブ諸国、むろんサウジアラビアにとっても、パレスチナ問題を中心的な問題であり続けさせることである」と述べた。
サウジアラビアがパレスチナに大使を任命するのは今回が初めてであることは特筆に値する。同国はかつて東エルサレムに総領事館を有していたが、当時東エルサレムを含む西岸地区はヨルダン統治下にあったため、1967年にイスラエルが同地を占領した際にこれは閉鎖されていた。
スダイリー氏は初の駐パレスチナ・サウジ大使であり、公式訪問の際には、ヨルダンから「カラーマ」通行所(アレンビー)を通過してヨルダン川西岸へと到着した。
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( 翻訳者:廣瀬治基 )
( 記事ID:56415 )