サウジアラビア・イスラエル国交正常化交渉の進展(4)
2023年09月26日付 al-Quds al-Arabi 紙
■サウジアラビア大使がラマッラーでアラブ平和イニシアティブを確認し、イスラエルの大臣が初めてサウジを公式訪問
【ラマッラー:本紙】
パレスチナ外務省の以前の声明によると、スダイリー大使と随行団の訪問は、水曜日まで継続する。またサウジアラビアは先月8月13日、スダイリー氏をエルサレムの大使兼総領事に任命したと発表した。
一方占領政府のベンヤミン・ネタニヤフ首相はスダイリー大使の訪問について、「平和の輪の拡大は歴史的な機会である」と評した。さらに同首相はイスラエルにとっての安全保障上の利益を堅持するとともに、平和の輪の拡大に取り組む意向を確認した。
占領政府のエリ・コーエン外務大臣は、ラマッラーへのスダイリー氏の訪問が「イスラエルとの正常化に向けたサウジアラビアの努力の真摯さ」の表れであるとみなした。
同外務大臣は、「パレスチナ人たちはサウジとの正常化および和平合意への障壁にはならず、イスラエルはパレスチナ人の快適性を改善することに関心がある」と強調した。
同様の文脈で、イスラエルのハイム・カッツ観光大臣がサウジアラビアに到着した、このレベルの責任者が王国を公に訪問する初めての事例となった。同大臣はリヤドで国連世界観光機関のイベントに参加する予定である。
リヤドへのカッツ氏の歴史的訪問は、占領下パレスチナ西岸地区への非居住サウジ大使の2日間の訪問と時を一にして実施された。
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( 翻訳者:廣瀬治基 )
( 記事ID:56416 )