モロッコ:ワクフ省がガザ問題をモスクで取り上げないよう指示したとの疑惑を否定(2)
2023年10月24日付 al-Quds al-Arabi 紙


◼️モロッコ:ワクフ省が、モスクの説教師がガザ問題を刺激しないよう、規制をかけていないことを強調

【ラバト:本紙】

事態を更に悪化させたことに、前述の省が発布したとされる文書が流布した。それは後に、偽造されたものであると明らかになるが、内容としては以下の通りであった。「パレスチナのガザにおける衝突に起因する危険な軍事的緊張化に応じて、また国家の安定と安全を維持するために、さらに公共の場におけるパレスチナ人への同情表明による混乱を避けるために、国王ムハンマド六世の勅令を以って、以下を命ずる。すなわち、対立している両当事者と我が国の外交関係を維持するために、王国内のすべてのモスクに対して、金曜礼拝の説教において、危険なその出来事について話すことを全面的に禁止する」。

ワクフ・イスラーム問題省は、一部のSNS上で拡散された、パレスチナを想起する説教をモスクで行うことを禁止したとされる文書の存在をすぐに否定し、それが「正真正銘の偽物」であると強調した。

同省は月曜日の声明のなかで「一部のSNSで、本省がその代理人らに対して、モスクでパレスチナに言及する説教を行うことを禁止するよう指示した旨の文書が拡散されたが、それは正真正銘の偽物である」と述べた。

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( 翻訳者:萩野穂高 )
( 記事ID:56590 )