レバノン:イスラエルによる軍への攻撃に関して国連安保理に苦情を提出(1)
2023年12月06日付 Al-Nahar 紙


■イスラエルがレバノン軍を攻撃したのち…レバノンは国連安全保障理事会に新たな苦情を提示

【ベイルート:本紙】

暫定内閣のアブドゥッラー・ブーハビーブ外務移民相は、国連のレバノン使節団へ向けて、安保理に対し新たな苦情を提示するように指示した。これはイスラエルによる攻撃によってレバノン軍内部に死傷者がでたことに応じるかたちで、また国連のイスラエル全権使節が安保理へ送ったメッセージへの返答として提示されるものである。

訴えの内容は以下の通りである。

作日、イスラエルはアダイサ地区においてレバノン軍の駐留地点に攻撃を仕掛けた。これによってレバノン軍の兵士1人が犠牲となったほか、3人が負傷して治療のため病院へ搬送された。

レバノンは国際法を守ること、また安保理による決定を尊重することの重要性を強く確信している。一方でイスラエルは国連安保理決議、特に決議第425号を履行しないまま、レバノンの主権を侵害し、陸海空においてこれに攻撃を仕掛けることに没頭している。

2006年に安保理によって採択された決議第1701号に関していうと、イスラエルはその内容の完全な履行に取り組んでこなかった。この決議は最終的な目標として恒久的な停戦を目指している一方で、イスラエルはその破壊を意図している。イスラエルは、ほぼ毎日陸海空でレバノンの主権を侵害し、またレバノンの領土へ侵攻し占領するなどして、安保理決議第1701号の条項を破り続けている。

(2)に進む

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:酒井梢太 )
( 記事ID:56855 )