レバノン:イスラエルによる軍への攻撃に関して国連安保理に苦情を提出(2)
2023年12月06日付 Al-Nahar 紙


■イスラエルがレバノン軍を攻撃したのち…レバノンは国連安全保障理事会に新たな苦情を提示

【ベイルート:本紙】

イスラエルの攻撃によって複数の死者が発生し、多数の民間人、ジャーナリスト、救急隊員、幼児が負傷した。さらに3万人以上のレバノン国民が自分たちの家から避難せざるを得なくなった。またイスラエル軍が国際的に禁じられている白リン爆弾を民間地域に対して用いたことは、重大な環境的・物理的被害をもたらした。それだけでなくイスラエルは、隣国の主権を侵害するという目的のもとでレバノンの領空を使用し、レバノンの民間航空の安全を脅かしている。

レバノンは国連安保理決議第1701号を完全に遵守していると再び表明する。またイスラエルにも同決議の完全な遵守を要求するが、これに関して現在のところ十分な対応はなされていない。さらにレバノンは事態の悪化を防ぎ、ブルーライン沿いの地帯に再び平穏をもたらすことへの熱意を確認し、イスラエルがUNIFILの司令部やメンバーらを攻撃していることを非難する。

イスラエル高官らはレバノンに対して先制攻撃を仕掛け、レバノンを石器時代に戻すとして何度も脅迫してきた。そしてイスラエルは国連安保理決議第1701号およびレバノンの主権を継続的に侵害し、1948年から関連する数々の国連決議に従うことを拒んできた。これら全ては、抗争に火をつけ、平和や安定を実現するために払われている努力を破壊するような煽動をもたらす要素となっている。

(1)に戻る

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:酒井梢太 )
( 記事ID:56856 )