シリア:イスラエルによる在シリア・イラン領事館への攻撃(2)
2024年04月02日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イラン領事館に対するイスラエルの攻撃..革命防衛隊の越境と、米国政府の意図に反するイスラエルの戦争拡大の決定のはざまで

【ロンドン:本紙】

この事件の以前から、情報入手のためであれ、暗殺作戦実行のためであれ、イスラエルや米国がどれほどイラン革命防衛隊浸透に浸透しているかは明らかになってきた。2021年6月12日には、イランのアフマディネジャード元大統領がイラン諜報機関の対イスラエル部門の長官はイスラエルのスパイだったと明かした。

2つ目の点として、イスラエルのヨアヴ・ガラント国防大臣は、今週火曜日(2日)に複数の声明で、イスラエルは中東で自国に対抗して動く者全員に打撃を与えるだろうと述べた。領事館へのこの軍事攻撃に際して、同国は米国への通告後に行動したのか、それとも単独で決断したのか。

データ分析によって、イスラエル指導部が単独で行動したか、作戦実行の直前に米政権に通告したかもしれないということが示された。米国政府の路線はウクライナでの戦争を原因とした中東での戦争拡大を防ぐことにあり、米国は数年前からアラビア湾でのイラン軍との軍事摩擦の回避に取り組んでいる。同様に米国は先月末、ハマース・イスラエル間の包括的な停戦が近いという考えのもとで空母を含む複数の戦艦を東地中海から撤退させた。

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( 翻訳者:大森耀太 )
( 記事ID:57638 )