カタール:イランと電話会談を通じて中東情勢について議論(2)
2024年04月14日付 al-Quds al-Arabi 紙


■カタールとイランが中東地域における激化の緩和および沈静化の手法について議論

【ドーハ:本紙】

ムハンマド・ビン・アブドゥッラフマーン氏とアブドラヒアン氏の会談は、トルコ、米国、カタールおよびエジプトの高官らや指導部によって、イスラエルに対するイランの報復後の数時間で激化抑止の試みとして実施されてきた一連の会談の流れのなかに位置付けられた。

土曜夕方、イランはイスラエルに向けて約350発(機)のミサイルと無人航空機を発射した。イスラエル政府はそのうちの99%を防いだと主張しているが、イラン政府は発射されたミサイルのうち半数がイスラエルの標的に命中することに「成功」したと述べた。

これはイランが同盟軍を通してではなく自国の領土からイスラエルに向けて仕掛けた初の攻撃であり、今年4月の初めに在ダマスカス・イラン大使館内の領事部を狙ったミサイル攻撃への報復であった。

イラン政府によれば、イスラエルが仕掛けたミサイル攻撃によりイラン革命防衛隊のメンバー7名が死亡し、彼らのなかには著名な将校であったムハンマド・レザー・ザーヘディー氏も含まれていた。

イスラエル政府はダマスカスへの攻撃に関する責任を公的に認めることも否認することもしていない。イランとイスラエルは互いに相手国を自国にとって第一の敵とみなしており、両国間には数十年にわたる敵意と相互非難の歴史が存在する。

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( 翻訳者:小室璃紗 )
( 記事ID:57713 )