カタール:ドーハ国際ブックフェアでテレビドラマの歴史に関する講演
2024年05月14日付 al-Quds al-Arabi 紙

■カタールのドラマ作家がドーハ国際ブックフェアで講演

【ドーハ:本紙】

ドーハ国際ブックフェアで『テレビドラマ…現実からスクリーンへ』と題した講演会が開かれた。講演会では詩人アーティストのアリー・ミールザー氏、ディレクター兼ジャーナリストのサアド・ブールシャイド氏、ディレクター兼俳優のファーリフ・ファーイズ氏が登壇し、作家兼ジャーナリストのタイスィール・アブドゥッラー氏が司会を務めた。

アリー・ミールザー氏は1968年のカタール・ラジオ、1970年のカタール・テレビ開設と共に花開き、市場で地位を確立してアラブのドラマと競うようになったカタールのテレビドラマの歴史を振り返り、社会系、宗教系、子供向けなど作品が多様化してきたことを指摘した。

ディレクターのサアド・ブールシャイド氏は、カタールの作品が多くの賞を受賞していることを明らかにした。彼はカタール・テレビが過去に発表した作品の多くが現在も放映され人気を博していることについて語り、カタールのドラマがいかに現実やカタールの伝統と結びついているかについて示した。

またファーリフ・ファーイズ氏はカタールの芸術とドラマの歴史や、湾岸市場においてカタールがいかに強い競争力があったか、そこで文化的・社会的に重要な役割を果たす素晴らしい作品が生まれたかについても触れ、これらの作品がテレビドラマの脚本を専門とする多くの作家によって創作されたことを指摘した。

このブックフェアは、複数の大型パビリオンを通じて一般の人々や思想・文化愛好家との交流を実現するための重要なプラットフォームであり、あるパビリオンはそのサービスを紹介し、またあるパビリオンはカタールやアラブの出版物全般を賞賛している。

またこのブックフェアは国内外から多くの参加者と一般の関心を集め、カタールとアラブの大衆のセンスを磨くことに貢献している。

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( 翻訳者:新粥みずほ )
( 記事ID:57919 )