レバノン:日々爆撃にさらされるダーヒヤ地区の住民たちの生活(4)
2024年10月16日付 al-Mudun 紙


■戦争と「戯れる」ダーヒヤ地区の住民たち:がれきと隣り合わせの「通常の」生活

【本紙:ファラフ・マンスール】

数日にわたって激しい空襲にさらされたマリージャ街区では、店主たちが地域の活性化を図り、そこに活力を広めようとしている。同街区で食糧協同組合の組合長を務めるアフマドさんは、ムドゥン紙による独占インタビューで次のように説明した。「我々は、商品を売るために自らの商店に戻ることを決めました。商店を閉め続けることはできないと思ったので、毎日8時間は店を開け始めました」。

<<部分的な仕事のサイクル>>

同紙の情報によると同域の住民たちは、自宅や自身の商店を視察するために日々足しげくやってきており、戦争と共存し、「戦争と戯れている」という。住民たちは、イスラエルによる空襲が発生したときは地域を離れるが、翌日にはがれきを取り除き、彼らの一部は商店を開ける。アフマドさんは、「多くの商店が商品でいっぱいになっているため、彼らの一部は店を開けて中にある商品を売る決断をしたのです。南部ダーヒヤ地区に対するイスラエルの空爆が止んだ数日間、この地域の住民たちは自宅へ帰ることを考え、我々の商店を幾度となく訪れました。彼らは、たとえ部分的にであれ地域が再活性化されたことを喜んだのです」と語った。

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( 翻訳者:大森耀太 )
( 記事ID:58886 )