レバノン:レバノンが国連安保理でイスラエルに対する新たな苦情申し立て(1)
2024年11月19日付 al-Quds al-Arabi 紙


■レバノンのイスラエルに対する新たな苦情申し立て…「拉致行為や国軍兵士や救急隊員、市民を標的とした攻撃」に対して

【ベイルート:本紙】

国連安全保障理事会で、レバノンによるイスラエルに対する新たな苦情申し立てが行われた。これは、最後に同種の苦情申し立てが行われた2024年11月初旬以降にイスラエルが行った侵攻や攻撃の詳細を明らかにするものである。

その告発文は、バドルーン在住のレバノン国民・イマード・アムハズ氏の拉致と、イスラエルがヤールーンやアイトルーン、マールーン・ラアス、マイス・ジャバルなどの地域で継続している地上侵攻や農村と住宅街の破壊を指摘した。またスールやシューフ地区ブルジャー、ジュバイル地区アルマート、アッカール市アイン・アクーブで行われたような、レバノン軍や公共施設、市民を標的とする継続的な攻撃についても指摘し、これらによっては数十人の死傷者が出ているという。

同様に今回の苦情によると、サイダー地区アドルーン、ダイル・カーヌーン・ラアス・アイン、スール地区アイン・バアールなどで救急設備・施設とその労働者らを対象とする数々の攻撃も行われ、これらによって11人の救急隊員が死亡したという。さらにイスラエルはバアルバックやナバティーヤで遺跡や歴史的建造物を攻撃したという。

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( 翻訳者:西岡駿 )
( 記事ID:59093 )