レバノン:レバノンが国連安保理でイスラエルに対する新たな苦情申し立て(2)
2024年11月19日付 al-Quds al-Arabi 紙
■レバノンのイスラエルに対する新たな苦情申し立て…「拉致行為や国軍兵士や救急隊員、市民を標的とした攻撃」に対して
【ベイルート:本紙】
レバノンは安保理に対して、「エスカレートするイスラエルの侵攻を非難し、それを停止するための断固とした措置を講じること」、また「イスラエルに占領下のレバノン領土からの即時かつ無条件の撤退を命じ、レバノンが支持する安保理決議第1701号を地域の安全保障と安定に資するように全般的で包括的、バランスの取れたかたちで実施すること」を要求した
さらにレバノンは、「安保理が平和維持、国際平和を維持するという自らの使命を率先して主導し、正当な理由なき政治的停滞を脱して国連決議に定められたような停戦の指示にむけて迅速な行動をとらないかぎり、イスラエルの侵略は現在から将来にわたって政治的、安全保障上の悲惨な結果を生じさせ、ブルーラインや地域での安定を実現するための試みに悪影響を与えることになるだろう」と警告した。
今回の苦情は、イスラエルの侵攻による被害とレバノンへの影響をファイリングし、国際社会や安保理に対してそれを止める責任を負う必要性を想起させることを目的として、外務在外居住者省がニューヨークに駐在する国連常駐レバノン代表を経由して行っている、定期的な苦情申し立ての枠組み内でなされた。
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( 翻訳者:西岡駿 )
( 記事ID:59117 )