シリア:アサド政権の崩壊の裏で激化するイスラエルの空襲(2)
2024年12月10日付 al-Mudun 紙
■数十回にわたるシリアに対するイスラエルの攻撃..「将来のシリア軍」の無力化が目的か
【本紙】
そしてその他の空襲では、ダマスカス南部にあるアクラバー軍事空港や軍事拠点複数か所、および首都の北部、東部、南部、西部郊外のインフラが破壊された。さらに爆撃により、ハサカ県田園地帯のカーミシュリー国際空港や、ダマスカス南部の電子コントロールセンターの建物も攻撃された。
さらに複数の情報筋は、攻撃を受けた各地点において、運用中であった機体や格納されていた機体を含む複数のヘリコプターや戦闘機、防空システム、レーダー、戦艦複数隻、武器・弾薬庫が破壊されたと述べた。
SOHRは、これらの空襲はシリア人らがアサド政権の崩壊を祝う裏で、「将来的なシリア軍」の能力を無力化することを目的としていたと考えた。
打倒されたシリア政権はその崩壊の数時間前、これらすべての拠点からすでに撤退しており、兵力を一部の地上兵器とともに首都ダマスカスの周辺に集結させていた。そして月曜日朝には、一連の空襲によって、ダマスカスおよびその郊外、スワイダー市、ダイル・ザウル市、そしてダルアー市にある軍事空港複数か所やインフラなどの様々な拠点が攻撃された。
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( 翻訳者:大森耀太 )
( 記事ID:59221 )