■国際的な突進を受けるシリア人:民主的な反対勢力による「新政権」の修正
【ダマスカス:ムニール・ラビーウ】
シリア人は革命に勝利してもなおインティファーダ(蜂起)を継続している。彼らはインティファーダが止まることはなく、むしろそれが新しく、非常に繊細かつ挑戦的な段階に入ったことに気付いている。彼らは長年にわたって状況や情勢を統制することに成功し、数十年もの間抑圧や独裁という状況に屈することなく順応してきた人々である。革命の数年間も、彼らは虐殺や強制移住、そして拘束に耐え忍んできた。
そして(革命の)軍事化ののちの数年間、そしてアサド体制が反体制派に対する自らの勝利を、また自らの軍事力が唯一絶対の当事者としての地位を得たと確信していた数年間、反体制派は国際的に、アラブ圏内で「バッシャール・アサドの推進」の全ての試みに抵抗し、承認や降伏を拒否した。彼らは戦いが始まった当初、革命は国外からの指示によるものではなく、地域内のパワーバランシングにかかわるものでもなく、革命に打って出る際に誰にも相談することもなかったと述べ、彼らは実際に降伏することもなかった。
反体制派を、アサドを利するかたちで服従させ、またアサドを推進しようとするすべての試みと同時に、体制は政治、治安、経済、生活の崩壊により衰退の一途をたどっていった。そして最終的には、軍事侵攻を防止するための作戦の開始とともに、体制は崩壊するに至った。
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( 翻訳者:清久功介 )
( 記事ID:59415 )