シリア:イスラエル部隊が記者宅に踏み込み 民間人と報道の安全に懸念拡大
2026年03月27日付 al-Mudun 紙


■イスラエル部隊がクネイトラ県郊外で「シリアテレビ」特派員の自宅に踏み込む

【本紙】

イスラエルの軍部隊は金曜日、クネイトラ県北部の地方にあるジュバタ・アル=ハシャブ町で、シリア人ジャーナリストのムハンマド・ファヘド氏の自宅に踏み込んだ。これは、メディア関係者を標的とした新たなエスカレーションに当たる。

クネイトラ県の「シリアテレビ」特派員であるファヘド氏は、イスラエルの軍部隊が金曜未明に自宅に踏み込み、家の各所や職務用機材を含めて広範な捜索を行ったと述べた。この結果、家族、特に子供たちの間に恐怖が広がったという。

ファヘド氏は、踏み込んだ部隊が軍用車両と重武装した数十人の兵士で構成され、夜遅くに自宅に侵入したと説明した。兵士らは武器で脅しながら家族に命令への服従を強要し、その後、家の中の物品に対する詳細な捜索を開始したという。

さらに、捜索は撮影機材や携帯電話を含む彼の報道用機材にも及んだという。兵士らは機器の内容を確認し、彼の仕事の性質や協力関係にある相手について問いただした。ファヘド氏は、自身の活動は「シリアテレビ」のための報道活動および出来事の取材に限られていると説明したと述べた。

また、部隊による直接的な身体的暴行は確認されなかったものの、家の中に限定的な物的損害が生じたほか、家族には心理的影響が及んだと指摘した。さらに、兵士らは今後、自分たちの動きを記録したり撮影したりしないよう求め、約1時間後に現場を離れたと述べた。

〈国連による批判〉

国連兵力引き離し監視軍(UNDOF)は、クネイトラ県の地方で発生したジャーナリスト、ムハンマド・ファヘド氏の自宅への踏み込みを非難し、これを記録し公式報告書で正式な苦情として提起すべき重大な違反だと述べた。

ファヘド氏は、事件後にUNDOFから連絡があり、事件の詳細について聴取を受けたと述べた。また同部隊は、作戦中の軍部隊の動きを追跡していたと強調し、この事件を責任追及を要する違反として公式報告書に盛り込む方針を示したという。

こうした非難の流れの中で、シリア記者連合は今回の事件を強く非難し、ジャーナリストを標的とし、その活動を制限することは、メディア活動の自由とこの分野で働く人々を保護する国際法に対する明確な違反だと述べた。

この出来事は、クネイトラ県の地方で越境侵入や家宅への踏み込みに関する報告が増加するなかで発生しており、民間人の安全への懸念が高まっている。また、ジャーナリストの保護や、脅威や制限を受けることなく職務を遂行できる環境がどの程度守られているのかについても疑問を投げかけている。

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( 翻訳者:鈴木美織 )
( 記事ID:61865 )