【同紙2面】某改革派議員は 、国民の投じた票は意義あるものだったとし、「新政権では、原理主義穏健派と改革派全体の勢力の完全なる[超党派的な]一致が生じるだろう」と述べた。
ホセイン・アミーリー・ハームカーニー議員は、イラン学生通信とのインタビューにおいて、ハサン・ロウハニー氏の発言 は、「
穏健」および「中道」の発言であり、また一方では改革派的な方法による発言であると述べたうえで、「国民は社会の諸問題をきちんと認識しており、政治と行政の現状には納得していない」と発言した。
同議員は、今回の選挙で意義ある票が、国民によって、選ばれた候補者[ロウハーニーを指す]に対し投じられたと強調し、以下のように述べた。
ロウハニー氏はハータミー政権およびアフマディネジャード政権の8年から得た経験があり、専門家や穏健派らを活用しながら[アフマディーネジャード現大統領のような]「物議を醸すこと[言動・政策]」からは距離を置きつつ、独自の行政と政治的任務を進めることができると考える。
同改革派議員は、もし専門家らの力を活用することができたならば、新政権はきっと成功すると強調し、「この [第11]期[政権]においては、原理主義穏健派勢力と全改革派による完全なる[超党派的な]一致が実現されると確信している」と述べた。
[イラン南東部ケルマーン州の]ゼランド選出議員であるハームカーニー氏は、たとえ他の政治的立場に属する全候補者が束になってもロウハニー氏の票数には届かなかったであろうと指摘し「おそらく一部の候補者が立候補を取り下げ、連合さえ組んだしたとしても、ロウハニー氏の獲得票数は減らなかったはずだ」と述べた。
同議員は、ロウハニーの発言は「穏健」の発言であると再度強調し、「国民は過去数年間の政治と行政のあらゆる分野において、また政治的、宗教的、文化的な[公式の]場 においてさえ行われてきた極端[な発言や政策]に不満をつのらせていたのだ」と語った。