■「コロナ帝国」:イスラエル…そしてジョイント・リスト
【パレスチナ:イマード・シャクール】
「コロナ帝国」のトピックは多くの記事や本、書物で取り扱われるに値するが、この記事における話題はそれに限定されるものではない。すなわち、イスラエルにおける政党レベルの発展、新たな連立形成、選挙連立の分裂、ここ数日間に起きた驚くべき事態、これから数日の間に起こるであろう驚くべき事態を無視する余地はないということであり、こうした動きに関しては、その内容を研究し、これらがもたらす即時的および将来的な結末を推量する試みを深化させるため、多少なりとも検討する必要がある。国内外のあらゆる次元においてパレスチナ問題に対して生じうる直接的かつ即時的な影響についても同様である。しかし、これら二つの観点に関心を寄せたとしても、第三の観点に関心を寄せる必要がなくなったわけではない。第三の観点とは、イスラエルにおけるパレスチナ・アラブ人による政党政治活動の様態である。彼らは、イスラエルの占領や植民地主義、シオニズム運動に立ち向かい、パレスチナ民族闘争において先頭に立つようになった。
千年以上前のムタナッビーの詩の一節を思い出しながら「コロナ帝国」から話を始めよう。「自分を何かに例えるのはやめたまえ。何故なら自分を超える者はいないし、自分に比する者もいないのだから」。
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