■パレスチナ人政治活動家が同国自治政府の治安部隊に拘束されたのち死亡する
【パレスチナ:本紙】
パレスチナ人政治活動家であるニザール・バナート氏が、今日木曜日の未明、パレスチナ自治政府(PA)の治安部隊に拘束されたのち亡くなった。
パレスチナ自治区ヘブロン(ハリール)県のジブリーン・バクリー知事がFacebook上の同県公式ページを通じた声明で述べたところによると、同氏の健康状態は、検察から召喚状が出され、その後治安部隊によって同氏が拘束されたのちに悪化した。
同声明によると、バナート氏はヘブロン公立病院へ移送され、そこで複数の医師による診断の結果、同氏の死亡が確認された。同時に検察に対し状況が伝達されたという。
同氏の家族は、治安部隊が息子を「暗殺した」と非難した。
アンマール・バナート氏は家族を代表し、アナトリア通信に次のように語った。「ニザールは夜明けの3時半に、予防保安庁および総合情報庁の治安部隊によって拘束されました」。
同氏は加えて「部隊は入り口を爆破したのちバナート家へと押し入り、鉄製や木製の棒で彼を袋叩きにしました」と述べた。
同氏は続けて「部隊はバナートにトウガラシガスを噴射し、服を引き剥がした後に乱暴に彼を拘束した。彼は殴打されながら連行されていき、彼からは血が流れていました」と述べた。
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