■世界のハイエナたちはチュニジアに何を望む?
【本紙】ファイサル・カースィム
ムハンマド・ハニード博士はツイートで以下のように強調する。「チュニジアのクーデターの試みは同胞団(訳注:ナフダ運動を指す)に対するものではない。彼らは統治しておらず、一日たりとも統治したことはく、もとより統治の資格は持っていないのだから。このクーデターは、あらゆる頓挫を経験してきたために民主主義を実践することが許されないアラブの国における、民主主義的実験を標的としている。恐れているものとは何か、それは民主主義の道筋が安定し、人々が自由や市民権といったものに慣れてしまうことだ」。
要するに、チュニジアなどの国では変化が許されておらず、折好く通過するのは植民地主義的観点で描かれた計画だけ、ということである。このようにして、チュニジア国民が隷属の家*へ帰るようにと、彼らの生活を地獄へ変えたのだ。換言すれば、チュニジア人を疲弊させ強権的な軍事クーデターという目標へと至らせるために、様々な危機を作り上げ、彼らをそこに押し込んだのである。そしてその前面には、選挙で選ばれた大統領というわけだ。
*非合法な家出をした妻が帰るべき夫の家
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