■シリア内戦においてアラウィー派、クルド人、スンナ派はいかに挫折したか?
【スーリーヤ・ネット:アムル・クドゥール】
「裏切られた」革命が提供したもののなかには、ある集団を構築するうえでの個人的権利、あるいはそれから脱退する個人の権利がある。それらは専制政治を解体するものであるだけでなく、宗教的あるいは国家的な集団の「先天的な」権利として理解されているものを破壊しつくすものでもある。そのうち後者の「国家的な集団」という概念が現代的制度の範疇に組み入れられているにもかかわらず、である。
我々が現状知っていることによれば、シリアにおける全ての集団は「実際的、あるいは想像上の」信仰の、宗教の、あるいはそれをもたない自由の一部を脅かすような変化を拒絶している。こうした変化は国家の大義を国家的民主化計画のうちに組み入れてしまうことによって、前者の存在を脅かす。それだけでなく「第三の集団」の「実際的、あるいは想像上の」権力を脅かし、ここには女性の自由に関する問題、さらに一部の宗派においては自身の集団外から伴侶を選択する自由に関する問題も加わる。
(6)に進む
(4)に戻る