■トルコを震源地とする新たな地震が発生…数百万人のシリア人が路上へと逃れる。専門家らは津波の発生可能性については否定
【スナック・シリアン・ドットコム】
今日月曜日の午後8時40分に新たな地震がシリアを襲ったことにより、何百万人ものシリア人が自らの身を守るために再び路上へと脱出した。
シリア国立地震学センターは、トルコ・イスケンデルン市で記録されたマグニチュード6.0、深さ21.1 kmの地震の影響がシリアまで及んだことを明らかにした。
今回の地震による揺れは非常に強かったが、2月6日に壊滅的な規模で発生した前回の地震と同様に、長時間にわたって続くことはなかった。
国内のほとんどの県に暮らすシリア人が揺れを感じた。実際ダイル・ザウル市、ダマスカス市、スワイダー市、ヒムス市、沿岸部、アレッポ県各地に駐在する本サイト特派員らも、前回の地震との規模の違いにもかかわらず、はっきりと揺れを感じることができたと証言した。
タルトゥース県の危険な状況
民間防衛筋が本サイトに伝えたところによると、タルトゥース県内の病院に入院した患者の数は現在までにすでに84人に達しているという。
同県の被災者のなかには、倒壊した家屋の一部にあたったことにより重体となり、現在バーニヤース国立病院に入院している女性1人のほか、地震による神経性ショックで死亡した少女1人がいる。一方残りの患者は、パニック症やPTSDといった心理的被害に留まっている。
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