■トルコを震源地とする新たな地震が発生…数百万人のシリア人が路上へと逃れる。専門家らは津波の発生可能性については否定
【スナック・シリアン・ドットコム】
アレッポ県の建物崩壊
アレッポ県アレッポ市に関しては、ブスターン・バーシャー地区とサフール地区でそれぞれ1棟の建物が倒壊したと記録されている。これらの建物は集合住宅であるが、地震当時居住者はいなかった。
同県の民間防衛筋が本サイトに伝えたところによると、打撲傷、骨折、パニック症、PTSDなどを負った100人以上が県内の病院に頼ったという。
シリア北西部の状況
シリア北西部では、ジンディーリス市およびアレッポ県・イドリブ県にまたがる田園地帯にある複数の村で多くの建物が倒壊したことが記録された。またイドリブ市では何十万におよぶ人々が、地震による自宅の倒壊を恐れて路上へと逃れた。
これらの地区では、複数の医療拠点がパニック症やPTSDを発症した患者をあわせて数十人受け入れたものの、現在までに重篤な状態に陥った人はいないという。
ハマー県では、地震による揺れが原因で交通事故が発生し、女性1人が重傷を負った。この女性は現在、搬送先となった公立病院で治療を受けている。
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