■フランスは自国民に観光目的のシリア訪問を許可したのか?…バアス党系ウェブサイトがニュースを掲載…ソースはどこに?
【スナック・シリアン・ドットコム】
地元の複数のサイトが今日、フランスが今年6月1日以降の自国民による観光目的のシリア訪問を許可したとのニュースを流布した。
このニュースはSNSを通じて広く拡散したが、いずれも出典を明らかにすることはなかった。またバアス党に近い複数紙も、同様にこのニュースを掲載した。
本サイトが当該ニュースのソースを探すことを試みたところ、これをフェイスブック上で最初に公開したのはウェブサイト「タルトゥースからの声と写真」であったことが明らかになった。同サイトを発端として、ツイッター上の多くのアカウントによって拡散されたのである。
真実は、フランスは自国民のシリア訪問を阻止するためのいかなる公式決定を出したことはない、ということである。事実、フランスの当局者、議員、国民はすでにシリアを訪問している。
事態を把握するためには、フランスの使節団がスワイダー県を訪問するためにシリアに入国した、今月初めにさかのぼるだけで十分である。
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